小学生の時に受講したチャレンジタッチ、進研ゼミハイブリッド以来久しぶりの進研ゼミ受講です。
我が家が保育園からあれこれ受講した通信教育のなかで、小学校で一番長く受講したのはたぶんスマイルゼミでした(いっぱい重複受講してたので明確にどれを何年やったか覚えてないんですが笑)
保育園まで含めると、こどもチャレンジ(進研ゼミ・チャレンジタッチ)が一番長いかな。
今年度スマイルゼミに高校生コースが初めて開設したことで、ムスメの要望もありスマイルゼミを再開したわけですが、前回の記事で各社の高校講座を比較してみたら、進研ゼミがかなりお手頃かつ学習しやすそうなことに気づきました。
ムスメが自主的に再開したいと言いだしたスマイルゼミを、安いからこっちにしない?と進研ゼミやスタサプを勧めるのもなぁと思うなか、引き続き送られてきている各社のダイレクトメール。
その中で進研ゼミのダイレクトメールに同封されていた案内漫画を読んでいたムスメが言い出しました。
やっぱり電車の中でスマホでも勉強できたほうがラクかもなぁ…
(チャーンス!✨)じゃあいったん進研ゼミもやってみて、よかったほうを継続してみたら?
ゴールデンウィークくらいまでにはどちらを続けるか決める約束で、1ヶ月間ムスメにスマイルゼミ高校コースと、進研ゼミ高校講座をやり比べてもらうこととしました。
スマイルゼミ高校コースについては既に別記事でも触れていますので。
今回は進研ゼミ高校講座メインに書いていこうと思います!
進研ゼミ高校講座も試してみる
進研ゼミ高校講座 準備講座で届くもの
高校講座のスタートは4月からなのですが、申込み後最初に準備講座としてテキストや、高校での学習を効率的に行う為のテキスト類、それからオンラインのサービスを利用するためのログインIDやパスワードが届きます。
保護者向け
・大学入試の基本でわかる3年後の大学合格につながる高校準備
受講者向け
・はじめに読もう
・高校生活がシミュレーションできる!高校スタート大成功BOOK
・新入生テスト予想問題
・中学要点復習
・高校式テスト術
・高校式ノート術
・高校式授業術
『はじめに読もう』がいわゆる高校講座の学習の進め方をまとめたガイドです。
学習は『新入生テスト予想問題』と『中学要点復習』の2冊。
厚さの割に問題数はそれほど多くはなくて、解説がとても丁寧に書かれていました。
量的には5日間でやると書かれていましたが、まあ春休み中に宿題やその他の学習と並行して取り組むと考えると無理のない量だなという印象です。
それ以外の読みモノも結構お役立ち情報が多かったです。
特に高校式のシリーズは、具体的に書かれていて実践しやすい情報満載でした。
保護者向けの情報誌封入されてきますが、進研ゼミはそれだけでなく会員外でも使えるまなびの手帳アプリというものがありまして、教育情報ならそこで得ることもできます。
会員だとそこから各種手続きもできるようになってますが、会員外でも教育情報を得たり、掲示板などで情報交換をしたりができるので便利です。
実際私も進研ゼミを再開する前からこのアプリをインストールしてあれこれ閲覧してました。
高校講座のアプリを入れる
進研ゼミ高校講座は、スマホやタブレットでの学習が多いです。
そのため、電車通学などをする子は通学時間に効率的に学習できる。
ムスメはここに惹かれたようです。
アプリその1 高校講座
進研ゼミ高校講座のメインアプリですね。
その子専用の学習計画やその日にやるべき学習が表示されます。
たま丸というブルテリアのマスコットキャラがいて、アプリの使い方などガイド的な役割をしてくれます。
インストールすると最初に苦手教科や学習の進め方など基本情報を入力していくのですが、それらもたま丸がナビしてくれました。
単純に文言だけが表示されるよりも親しみやすくていいですよね。
保育園時代のしまじろうが思い起こされます笑
学習以外にもおみくじをひけたり、ちょっとした息抜き的役割も果たしてくれるので、なんだかんだで長く付き合うと愛着わくんじゃないかなと思います。
動画の解説がわかりやすいようで、早速ムスメはいくつか学習していました。
なお、その日の課題として表示されるものについては後述するアプリに自動で飛んで、必要な単元を学習できるようになっています。
アプリその2 予習復習効率UP
高校の教科書別に予習復習をサポートしてくれるアプリ。
英単語や古語を調べるサポートをしてくれるようです。
英文にかざせば単語の意味や発音まで調べられるのは便利そう。でも自分で調べる前にパッとわかっちゃうのはちょっと親として心配です。
画面はこんな感じです。
英数国と理科系科目、社会科系科目に対応しています。
ダウンロードする時、アプリの評価がやけに低くてなんでだろう?と口コミコメントを読んでみたら、高1高2までは使えるけれど、高3講座ではこのアプリが使えないようで、これまで使っていた子たちが高3で使えないのは不便!と評価低めのコメントをいくつか入れているようです。
逆に言えば高3になっても使いたいアプリ!ってことなんでしょうね
アプリその3 速攻Q暗記
定期テスト前などに重宝する、一問一答式の問題と暗記ができるアプリです。
覚えたもの、覚えていないものを振り分けて効率的に暗記できるようになっているのがいいですね。
暗記だけでなく、スキマ時間にちょっとだけできる一問一答形式は電車の中でサクサクできそうかも。
アプリその4 AI StLike
AIが最適な問題を出題。
間違えた時にはどこで間違えたのかを分析して、力を伸ばすのに必要な問題を出してくれるという優れもの。
高1のうちはワンランク上の問題を解いたり、定期テスト対策に使うのがいいそうです。
進研ゼミ高校講座 紙のテキスト
申し込んだタイミングの兼ね合いで、準備講座に取りかかり始めてすぐに高校講座4月号が届きました。
多く見えなくもないですが、事典やマニュアルが含まれているので普段送られてくるものはここまでないんじゃないかな。
今回はクロネコヤマトだったけど、次回以降は郵便で届くそうだし。
保護者向け
・高校式学習への切り替え方
受講者向け
・高1講座クイックスタートマニュアル
・高1講座アプリ使い方マニュアル
・高1講座ガイド
・高1からの大学合格戦略BOOK
・困ったときの古漢文法確認事典
・困ったときの英文法確認事典
・実力アップチャレンジ 科目別に英語数学国語各1冊 *2ヶ月に1回届く
・定期テスト予想問題*年に3回届く。4、6、10月
・個別苦手診断テスト解説(準備講座に入っていたテストの解説)
学習用の問題集としては『実力アップチャレンジ』と『定期テスト予想問題』のみで、あとはアプリでの学習となります。
『実力アップチャレンジ』は隔月で届きます。
定期テスト予想問題が届くのは年に3回。
数学は単元ごと(二次関数、確率、など)に分かれているので1冊ずつは薄いですがテスト範囲によってはそこそこの量になるのかな。
まあ日常学習はアプリでやる比重が大きいので、テスト前に実際に書いて解く問題をそれなりに用意してもらえるのは助かります。
ライブ講座
進研ゼミの映像授業は一方通行の動画受講だけでなく、ライブ授業講座があります。
高校講座メインアプリのスケジュールに表示されてくるのですが、双方向のライブ授業です。
双方向と言ってもこちらの姿が見えるわけではないし、当てられて答えさせられることもありませんw
とはいえ、みんなで一緒に説明を聞き、問題を解いて、出来た子はコメント欄に「できた!」「解けました!」などと書き込みが流れていくので、誰かと一緒に授業を受けている気分満点。
数学のライブでは、ムスメはルーズリーフを置いて、問題を解いては授業を聞いていました。
映像授業を行う予備校なんかもありますが、コメントを書き込んだりできる分、受講している側に一体感が生まれるし、他にも勉強している人がいると感じられるのはモチベーションアップにも繋がるんだなとムスメの様子を見ていて感じました。
間違えたとしても周囲に知られるわけでもないから恥ずかしくないのがいいかも。
ただ、みんなが解けた!わかった!とやってるのに、自分だけ解けないわからないなんてことがあるとちょっと焦るのかな。それもまた、自分がちょっと遅れ気味だぞ、勉強足りないぞっていう気づきに繋がるならいいかもしれないですね。
ライブで参加できない場合でも、後日アーカイブ配信があるので受講は可能です。
ただ、ライブ参加と違ってその場での質問ができないので、可能ならライブで受講した方が楽しいんじゃないでしょうか。
ムスメは、「今日は19時から授業だから夕飯早く済ませる!」と言って早々に夕飯を終わらせていました。
どう学習を進めるか?
普段はアプリでひたすら学習。
紙の問題集は、実力アップチャレンジは2ヶ月分といってもそんなに厚いテキストではないので、アプリで学習して、確認的に紙問題集をやるんでもよさそう。
スケジュールが合えば、ライブ講座も受講するのがよりモチベーションを保つのに役立ちそうです。
基本的にテスト前にはアプリと定期テスト対策の問題集に取り組むんでしょうね。
アプリの初期設定で志望大学が決まっている子は志望大学を入力します。
ムスメはまだ決まっていないので未定にしましたが、高1の段階で志望校設定をするのって、これからの3年間の先に大学があると意識してもらうという意味でもいいですね😊
以上を見てきてわかる通り、メインの学習ツールはアプリです。
で、このアプリ。
1科目の受講でも、アプリは全教科利用可能✨
受講料をおさらいしておくと。
高校1年生 | 毎月払いの時の月額 |
1科目 | 5660円 |
2科目 | 8500円 |
3科目 | 10410円 |
*3科目受講で理社のテキストも貰えます
*受講は2ヶ月以上から←お試しでも4月と5月の二ヶ月分
紙ベースのテキストはなくてもいいやということなら、5660円でアプリで全教科勉強できる✨
やっぱコスパいいなぁ……。
ちなみにスマイルゼミは全教科が月額料金に含まれているので、そこを加味するべく、高3で進研ゼミを受講し、スマイルゼミと並ぶくらいオプションを追加したらどうなるか。
進研ゼミ高3講座 | 毎月払いの時の月額 |
1科目 | 10860円 |
2科目 | 11890円 |
3科目 | 12800円 |
4科目 | 13610円 |
5科目 | 14290円 |
6科目 | 14970円 |
7科目 | 15650円 |
8科目 | 16330円 |
共通テスト対策 | +9710円 |
スマイルゼミ高3講座が月額21340円(タブレット代除く)。
入試対策も込みの料金です。
進研ゼミで全教科となると8科目なので16330円。
ここに共通テスト対策を足すと、進研ゼミの高3の月額は26040円。
高3講座はスマイルゼミのほうが安いといえます。
なお、3年間での支払い総額比較は下記記事にも記載しているので気になる方は、よろしければどうぞ。
進研ゼミだけしかない特典!コスパ極まれりな受講者特典『まなびライブラリー』
進研ゼミをやっている方で、
これがあるから進研ゼミにしている!
という方も結構いるようです。それが。
進研ゼミ『まなびライブラリー』
会員はこのライブラリーの電子書籍を自由に読めます。
約1000冊ほどのまなびライブラリーは小学生低学年向けの書籍もあれば、高校生が楽しく読めるような本もいっぱい。
私も読みたくなるような本もいろいろありました。
随時入れ替わるので、割と新しい作品を読むことも可能です。
それに加えて、まなびライブラリーの教材舘というのがありまして。
参考書も買わずに読めちゃう!!
いや、まあ相性がいい参考書に出会えたら、それは買った方がいいと思うんですよ。
好きに書き込んだりして使った方が、勉強しやすいし。
でもお試ししてみてやっぱり欲しい!って思う本だけ買うとか、買わないでいいような(……といったら語弊がありますがw)読むのがメインの参考書なら、電子書籍でもいいかなって。
実際我が家が買って本棚に並んでいるような参考書も結構あって、なんだよぉぉぉ!ってちょっと思っちゃいました。
ちなみにこれも1科目だけの受講でも利用できます。
5660円でアプリ使い放題、電子書籍読み放題、掲載された参考書も使い放題……
すごいな進研ゼミ
スマイルゼミとの比較
学習内容はどちらもよく出来ていて、甲乙つけがたい!
しいて言うなら、どんどん先取り学習をして学校の授業関係なく大学受験目指してガシガシ学習するならスマイルゼミは高1の段階から高3までの範囲を学習できるのでいいかもしれない。
スマイルゼミなら学年縛りなく7教科32科目受講できちゃいます。
上記に加えて、入試対策講座や季節講習なども全部通常の月額料金で受講できちゃう。
これが進研ゼミなどの他教材だと、小論文をやりたい人は追加料金いくら、この受験対策も受講したい人はいくら、と追加料金が必要なので、スマイルゼミはずっと月額料金のみで、それも高1~高3まで月額料金に大きな差はなく受講可能です。
先述の通り高3コースでスマイルゼミで受講できる講義を全部加えて進研ゼミの月額料金を算出、比較するとスマイルゼミのほうがお手頃ともいえます。
ただ、なんといってもタブレットを持ち歩くのはちょっと面倒。
学習には専用タブレットが必須なわけで、家以外では一切使わない想定ならいいと思うんですが、通学時は学校のタブレットもありますし、スマイルゼミのタブレットと2台持ち歩くのってやっぱりちょっと現実的じゃない気がします。
ここは今後自分のスマホでもこれだけは出来ます!みたいなのがでてきたらいいんじゃないかなって思います。
実際スマイルゼミ高校講座開講にあたってのオンライン説明会でも、そういう質問は出ていました(現時点でそこに対応する予定はないようです)。
その点進研ゼミは自分のスマホで学習できるので、通学時間とかスキマ時間を使って学習できるのでいいなって思います。
もっとも、友達からLINEがきたりして気が散る可能性もあるのが難ですが。
あと、学校の授業を追い越してどんどん学習したいんだ!っていう先取り学習志向の子にはちょっと物足りないかも。
まあレベルは最難関大学コースも用意されているので、出来る子は1番難しいコースを選べばやり応えがあるのかな🤔
あとはなんといっても進研ゼミを受講することで『まなびライブラリー』を利用できることですね。
チャレンジタッチをやっていた頃もムスメは結構電子書籍を読んでいましたが、今度は参考書まで読めるのでますますお役立ち✨
もうひとつ。スマイルゼミと進研ゼミの違いは、教科書沿いかどうか。
スマイルゼミは高1~高3までの学習すべてに対応しているものの、教科書にあわせているわけじゃないんですよね。
だから、今回のテスト範囲は二次関数だから、定期テストの範囲設定でこことこことこれが範囲です、と設定してあげることでテスト範囲の単元の学習ができるようになる。
進研ゼミはどこの高校に通っているかを設定すると、ベネッセの方で学校にシラバス(講義要項)を問い合わせて、どの教科書のどの単元をいつ頃やっていくかというのをある程度把握した上で、自動で教科書沿いの学習ができるようにしてくれます。
数・理・社はまあテスト範囲がわかれば教科書添いじゃなくても支障はないと思うんですが、国語や古典などは教科書添いの学習のほうが定期テスト対策にはいいですよね。
ちなみに定期テスト対策他のテキストが授業の進度と合わない時には、別途代替手段が用意されていて、追加費用なしで進度にあわせた教材をダウンロードできるようになっています。
大学受験を目標に高1から大学受験勉強をするならスマイルゼミ、学校の内申を確実に取りつつ授業の予習復習を中心に頑張るなら進研ゼミかなという印象です。
……そして高1の親のお財布に優しいのが進研ゼミ笑
予算的につい進研ゼミを推してしまいそうになりますが、そこはぐっと堪えて。
ゴールデンウィークあたりを目安に、スマイルゼミと進研ゼミ、どちらを継続するのかムスメに決めて貰うつもりです。
結局のところやるのはムスメなので、続けやすい方、勉強になるって思う方を選んでもらおうと思います。