高校生の通信講座 スマイルゼミ・Z会・進研ゼミ・スタディサプリを比較してみる スタサプのコスパと進研ゼミのお得にびっくり

高校の推薦が決まってすぐ、

スマイルゼミに高校生コースできるの?ならまたやりたい!!

というムスメの希望で中3コースの終わりからスマイルゼミを再開しまして、3月からスマイルゼミ高校講座がスタートしました。

ここ最近はDuolingoという語学学習アプリに夢中で、高校の授業での第2外国語学習に備えて、英語以外の言語にも触れているようです。

そんな様子を横目に、ふと、そういえば今回は比較もせずに決めたけれど、高校生の通信講座ってスマイルゼミ以外はどうなんだろう?と思いまして、スマイルゼミ、進研ゼミ、Z会、スタディサプリについて比較してみようと思います。

スタディサプリはうちのブログで取り上げるのは初めてのような気がする……コロナ休校の時に結構お世話になってよかったので、あわせて比較していこうと思います!

目次

高校生の通信講座
スマイルゼミ・Z会・進研ゼミ・スタディサプリを比較してみる

高校生の通信講座 スマイルゼミ・Z会・進研ゼミ・スタディサプリ 比較してみる

料金の違い

まずは料金から比較していこうと思います。

スマイルゼミは英語、数学、国語、理科、地理歴史、公民+情報(季節講習)がセットになっていて、1科目だけの受講ができないこともあり、英数国理社を受講した場合という想定で比較していこうと思います。
また、12ヶ月一括払いでなく、毎月支払った場合での金額比較とします。

なお、各教材の特徴や料金の詳細は、それぞれの教材の項目にて整理していきます。

高校1年生コース月額料金(税込)単科受講
スマイルゼミ19,140円×
進研ゼミ10,410円
Z会25,651円
Z会タブレット19,475円
スタディサプリベーシックコース2,178円×
スタディサプリ合格特訓コース10,780円×

これ見ると新設したスマイルゼミ高校コースが、Z会を基準にしてるんだろうなってよくわかりますね。システムもZ会に似てるし、お手本というか意識してるというか。

コスパで考えるならスタディサプリは強いですねぇ
月2000円ちょっとで利用できちゃう。
このくらいなら、子どもがバイト代で勉強するんでもできちゃいますね。
まあテキストをダウンロードして使用するなら、家にプリンターがない場合はネットプリント代はかかりますけどね。

あと、進研ゼミ。こちらも後述した進研ゼミのところを読んでみてください。
学校の予習復習を中心に考えるなら、超お得に受講できる方法があります。

まあ高校で通信教材を使って勉強となれば大学受験を視野にいれてのことですからね。
高校3年生時点での価格がどうなるかというのも比べておこうと思います。

高3のコースは難易度によって金額設定が異なったりするので、一番ベーシックな難易度で5教科として比較します。
なお、受験に特化した小論文などの科目は考慮しないものとしますので、目安程度の比較と留め置いてご覧下さい。

高校3年生コース月額料金(税込)単科受講
スマイルゼミ21,340円×
進研ゼミ14,290円
Z会25,475円
Z会タブレット25,475円
スタディサプリベーシック2,178円×
スタディサプリ合格特訓コース10,780円×

スタディサプリは高1と一緒です。
ちなみに進研ゼミとZ会は、○○講座とか、通常の学科でも本科と専科など違う受講科目が用意されているので、受験生だとこの金額にもう少し乗っかってくるくらいが本来の受講料金のような気がします。

高3で担当者がついても価格維持のスタサプすごいな。
こうやって比べてみると、スマイルゼミの高1コースの価格設定って結構強気ですよね。

各社高1と高2の料金はほぼ同じで、高3から料金が変わるものが多いので、
高校1年生の受講料×2+高校3年生の受講料を比較してみると……

3年間の総額総受講費
スマイルゼミ715,440円
進研ゼミ423,840円
Z会921,324円
Z会タブレット773,100円
スタディサプリ
ベーシック
78,480円
スタディサプリ
合格特訓コース
388,080円

上記はあくまでも5科目だったら、という想定です。
スマイルゼミは高1から全科目受講可能です。対応科目は下記一覧全部です✨

ここを加味して考えると、各社高3コースの月額は先に算出した金額とは異なります。
例えば進研ゼミ。高2までは高1の月額と大差ないのですが、高3コースの月額料金は8科目+共通テスト対策で26040円/月。
スマイルゼミの月額料金を大きく上回ります。

ということで、一概にスマイルゼミが高い!とは言えない面もあるのは頭の隅に置いておいたほうがいいようです。

それを踏まえて再度、3年間の料金をスマイルゼミと進研ゼミとで比較すると。

高1~高3の全教科受講受講費合計
進研ゼミ(高1、高2は5科目、高3は8科目+共通テスト対策)564,840円
スマイルゼミ(3年間全教科+共通テスト対策)715,440円

それでもスマイルゼミのほうが高いな……。
まあでもスマイルゼミは3年間ずっと全教科学習できるので、フラットな比較が難しいというのが本当のところです。

紙教材なのか?タブレットなのか?

紙教材の有無教材
スマイルゼミなし専用タブレット購入必須
進研ゼミあり自分のスマホやタブレット
Z会あり自分のスマホやタブレット
Z会タブレットあり専用タブレット購入か自分のiPad
スタディサプリベーシック別途購入可自分のスマホやタブレット
スタディサプリ合格特訓コース別途購入可自分のスマホやタブレット

スマイルゼミは専用のタブレット購入が必須です。
iPadを持っているからそれを使わせたいわ……と思ってもできないです。
Z会タブレットコースはiPad(OS14以上)を持っていれば受講可能です。*2023年3月現在

専用タブレットの価格はスマイルゼミが10978円、Z会が24900円。
一見スマイルゼミのほうが断然安いんですが、スマイルゼミの場合は入会後6ヶ月未満での退会・解約は32802円、6ヶ月以上12ヶ月未満での退会・解約は7678円請求されます。

またタブレットが故障した場合、スマイルゼミは年3960円のあんしんサポートに加入していない場合は43780円のタブレット費用がかかります。
Z会もスマイルゼミのようにZ会専用タブレット補償サービスというのがあり、こちらは200円/月、年間で2400円となります。

ここからは各教材別に、価格設定やシステム、入会特典などを見ていこうと思います!

スマイルゼミ高校コース

2023年から満を持して開始したスマイルゼミ高校生コース。

そう、今年が第一期生です。
よく言えば満を持して、悪く言えばまだ運用実績も大学入試結果の実績もない状態です。

じゃあなぜ我が家がスマイルゼミを選んだかというと。

・子どもを勉強する気にさせるというカリキュラムがよくできている
・保護者が子どもの学習状況を把握しやすい

この二点です。

それに、なんと言っても本人がやりたい!と希望したので。

 

先に料金設定で掲載した通り、スマイルゼミは高1から高3まで月額料金はずっと一緒です。

なぜか。

高1から、月縛りなく、すべての教科、すべての範囲が受講できちゃうからです!✨

過去タブレット教材を利用していた方はわかると思うのですが、4月分なら4月の学習が所定の日にちから配信されて、4月中はそれに取り組むという感じでしたよね?

スマイルゼミ高校講座はそうではなく、最初から、3年分の全部の講座が受講可能です。

今更でありますが、スマイルゼミはタブレット教材です。
タブレットオンリー。紙教材なしです。
動画授業を受け、関連問題を解いて単元を終わらせていくことができます。
ですから、自分のペースで先取りもできるし、復習も可能です。
そこまで自己管理でやらせるのは無理なのでは?と思っちゃいますが、当然カリキュラムの管理はあります。
それがAIコーチです。特許出願中だそうです。
その子の学習理解度や、設定された目標にあわせて、毎日の学習すべき単元を管理してくれます。
 
学校の進みにあわせて決まった範囲の学習をしたい子もいれば、得意科目をどんどん学習していきたい子、受験に備えて先取りしたい子……etc
様々な状況にあわせ、AIコーチのもとある程度自由に学習ができます。

憂慮する点があるとすれば……

・教科書に即した学習ではなく単元学習なので、学校の定期テスト対策として機能するのか?
・子どもがどの単元のどこを学習したら授業に即した内容になるのか判断しにくいのではないか?

この二点です。

そこに加えて

スマイルゼミ高校生コース 科目と料金

こと高校1年生のコースと考えるとお高く感じちゃう。
高校3年生のコースならば、Z会や進研ゼミだといろんな講座をチョイスして追加しなければいけない分、Z会、進研ゼミのほうがもっと高いと思うんですよね。
とはいえ高1、高2の料金を加味して考えると、やはり現状のスマイルゼミの価格設定はちょっとお高い印象を拭えません。

ただ、スマイルゼミ高校生コースは目指す大学のレベルを設定しておくと、AIコーチが、その子に合わせたカリキュラムを提案してくれますし、暗記項目も覚えているか否かを判定して繰り返し学習できるシステムがあります。
つまり、東大などの超難関校用のカリキュラムも、追加料金なしで受講できるということです。
それを高1から利用して伸ばしていけると考えれば、そこまで割高じゃないのかも……。

英語だけでいいんだ!
数学だけやりたいんだ!
という子にはもったいないかもしれませんが、高1から大学受験を視野にいれて勉強していくなら、強い味方になってくれそうです。
あと、高3の子なら、塾は高いけどどうにか受験に間に合わせたい!って子は全教科をAIコーチにカリキュラムを組んで貰って……なのでむしろ割安でしょうね。

ちなみにスマイルゼミで1個、惜しい!!!って思ってることがありまして。

それは

スマホ連携しての学習ができない!

通学電車の中でスマホで学習できないってもったいないです。
スマイルゼミのweb説明会では、「スマイルゼミ(タブレット)を持って行っていただければ」って言われたけれど、学校のタブレット持って、更にスマイルゼミは持って行かない(笑)

このあたり、スタディサプリはもちろんですが、Z会や進研ゼミもクリアしている部分なので、スマイルゼミも頑張ってほしいところです。

これだけ書くとトータルで考えてスマイルゼミより他がいいのでは?と思われる方も多いかもしれないんですが、我が家がスマイルゼミから他社に乗り換えるか?といえば現時点ではNOですね。
講座や仕組み自体、とてもよくできていると感じているので。

ただ先ほど記載した憂慮している点。
そこを新学期が始まってみて、学校の授業とのバランスを見て、いったん検討のタイミングがあるかもしれないなと思っています。

スマイルゼミ問合せ電話
*年末年始を除く10~20時受付

入会前 0120-941-220
入会前の不明点確認などは上記で教えてくれます
 
入会後 0120-965-727

入会後の困りごとや質問、各種確認などは上記の窓口で教えてくれます

スマイルゼミは2週間無料お試しができるので、いったん試してみるというのもいいかも。
ちなみに初月は受講費無料です。

進研ゼミ 高校講座

進研ゼミ。しーんけんゼミ♪なメロディラインがよぎりつつ、進めて行こうと思います。
幼児時代にしまじろうのお世話になった方も多いんじゃないでしょうか。
我が家ではトイレトレーニングをしてくれたのは保育園の先生としまじろうでしたw
そんな長いお付き合いの進研ゼミですが、途中チャレンジタッチやハイブリッド講座などにもお世話になりました。

以前タブレット教材のデメリットについて書いたことがあったのですが。

学齢が低いほど、タブレット教材はデメリットが大きく出やすいかもしれないという危惧があります。
まあ高校生ともなればそのあたり大丈夫だろうとは思うんですけどね
そのあたり、進研ゼミ高校生講座は、紙教材+スマホのアプリでの学習というハイブリッド型なので安心度は高いです。

しいて言うなら、

スマホで学習中に友達からLINEがくる

LINEに返信

そのまま動画を見始める

なんてことが起こりそうなことだけ心配ですが(笑)

まず、高校名を登録して、使っている教科書を特定します。
カリキュラムは教科書準拠です。

教材のレベルは3コース設置されており

・大学進学総合コース
・難関大挑戦コース
・最難関大挑戦コース

どのコースを選んでも料金は一緒です。

レベル感として

目標到達レベル
大学進学総合コース偏差値45~60日東駒専・産近甲龍などの私立大学
志望大学が決まっていない人向け
難関大挑戦コース偏差値55~75国公立・早慶上智
MARCHG・関関同立などの難関私立
最難関挑戦コース偏差値75~ 東大、京大、一橋大、
東京工業大、国公立医学部など

上記のような目安の記載がありました。

学習を進めていくシステムとして、普段の授業の予習復習はアプリを利用、それに加えて受験対策と定期テスト対策は紙教材が2ヶ月に1回届きます。

紙教材

・実力アップテキスト→受験を視野に入れた問題集。
 
・定期テスト対策

*理社は定期テスト対策のみで、実力アップテキストはつかない


この紙教材は契約している1科目のみが届きます。
但し、英数国の3科目契約した場合は、理社を含む5科目分届きます。

ちなみに、テスト範囲が「送られてきた定期テスト対策では足りない!範囲が合わない!」等の問題が発生した場合、必要な範囲を会員ページからダウンロードできるそうです。
たしかに、高校って週休1日の学校もあれば2日の学校もあるし、3学期制だけでなく、2期制、4期制の学校もあるので、テスト範囲などは同じ教科書を使っていても進度に開きがありそうです。
会員向けにそういう場合のフォロー態勢ができているのは安心度高いです。

受験対策と定期テスト対策はそれでいいとして、普段の学校の授業の予習復習はどうするのか?
こちらはアプリで補います。
1科目でも受講すると、アプリは全教科利用できます✨

つまり紙教材(受験対策や定期テスト対策)が不要で、学校の授業をしっかりおさえるための学習だけできればよいということなら1科目の料金5660円/月で、アプリの学習は使い放題

これはお得ですよね!

ちなみにアプリも複数種類あって

進研ゼミ高校講座のアプリ

・学校の授業の予習復習用
・暗記系の学習アプリ
・AIが判定して得意不得意に寄り添った問題を解くアプリ

上記3種類のアプリで学習していくそうで、このアプリの出題レベルは、大学進学総合コース、難関大挑戦コース、最難関大挑戦コースのどれを選んでいても同じそうです。
もちろんAI判定のアプリでは、その科目が得意な子がどんどん学習すれば大学入試対応の問題に取り組めるようになっていますし、逆にどうにも苦手な科目があるという子であれば、基礎からきちんと苦手解消までAIが適切なレベルの問題を出題してくれるということですね。

もうひとつ、他と違う特徴としては、高校別担任制でしょうか。
全体配信のメッセージの他に、勉強で行き詰まった時に質問することができます。
スマイルゼミは学習相談をする窓口がないので、こういうシステムは嬉しいですね✨
基本的にはその高校の卒業生が担当するそうですが、卒業生がいない場合には同一地域の担任がつくようです。
ただ、無制限に質問し放題というわけではなく、1科目につき月に3回までという回数制限が設けられています。

受講は英数国のいずれか1科目から受講でき、1科目なら5660円/月、2科目なら8500円/月。
3科目だと10410円/月で5教科受講可能となります。

強みはなんと言っても高校講座50年の実績があることですね。
定期テスト対策などはノウハウを活かしてくれそうで期待大です✨

大学入試は現在新テストに移行中ということもあり、新テストに対するノウハウはまだどこの通信教育も持ってはいないとも言えますが、英語技能テストG-TECが進研ゼミを運営しているベネッセのものであり、それを大学入試に活かせるってことを考えると一般入試をするにあたってベネッセの教材が優勢なのでは?とは思っちゃいます。

料金的にも3年間続けたトータル額を見るに、多少何科目か必要なものをチョイスすることがあったとしてもコスパはいいんじゃないでしょうか。

ちなみに進研ゼミは会員外でも使えるまなびの手帳アプリというものがあります。

これは、子どもの学齢に適した教育関連の情報を配信してくれるというもので、保護者同士の情報交換もできるシステムになっています。
無料なので興味がある方は試しに入れてみるのもいいかもです。

そうそう、小学校の時チャレンジタッチなどでかなり重宝した電子書籍読み放題。
高校生コースにはありません。
スマイルゼミもアプリゲームなどなくなっているのと同様に、高校生は学習教材としてのみ活用ですね。


進研ゼミは入会キャンペーンでギフト券プレゼントをやっていたり、資料請求で問題集がプレゼントされたり随時なにかしらのキャンペーンをやっているのでHPをチェックして、1度資料を取り寄せてみるのもいいと思います!

Z会・Z会タブレット 高校講座

Z会は、紙教材のコースだと紙のテキスト+スマホで映像授業を見る、タブレットコースだとそれがすべてタブレットでできる教材です。

スマイルゼミやチャレンジタッチと違って、Z会はタブレット教材の割に記述での解答を求められることが多いです。
そのため、採点は添削の提出以外は自分で答えを見て、それが正解か不正解かを判断しなくてはいけないことが多いです。
まあこのあたりは高校生ともなれば問題ないと思いますが。

Z会はシステムがスマイルゼミに結構似ています。スマイルゼミが後発だから、スマイルゼミがZ会をお手本にした、というほうが正しいのかな。

まず、教科書準拠での学習ではないです。
大学受験を最終目標として、受験までにこの時期にやっておくべきこと、というコンセプトで毎月のテキストが届きます。

紙のテキストコースを選ぶと毎月のテキストが届き、それとは別にスマートフォンで映像授業を見られるのと、アプリのAIが判断した問題が配信され、それに取り組むような構成です。
このスマホのものはスマイルゼミ同様高校3年間分すべてが対象範囲です。
ですから、高校1年生が1年間で3年分の学習をすることも可能な作りになっています。

ですから、定期テスト対策や普段の授業の予習復習はスマホでAIが出題してくれる問題を解き、受験対策は受験対策でスマホで映像授業を見つつ学習を進める。
タブレットなら、紙の教材なしでそれらを進めて行くということになりますね。

きちんとした学力に基づいて、基礎から発展させるべく思考して解く良問が多いと感じるのもZ会ですね。
そのため、超難関大学の受験に強いイメージがあります。
……単に受講生にレベルが高い子が多いのかもしれませんが(笑)

受講費は高1の場合
英数国理(理科は基礎)でタブレットが4295円/月、紙教材で5589円/月
歴史総合がタブレットで3295円/月、紙教材で4295円/月
小論文が紙教材コースのみで5589円/月

全部を受講すると、タブレット+小論文で13179円/月、紙教材+小論文で15473円/月

スマイルゼミよりは安いですね(笑)

ただ、タブレットはスマイルゼミより高くて24900円。
スマイルゼミのタブレットが約10000円なので倍以上ですね。
ただ、自分のiPadでも受講可能です。(iPadOS14以上)

なお、進研ゼミと違って、スマホで勉強できるのは契約した科目のみです。
まあ元々4教科はセットされているので、歴史総合だけ別途どうするか検討すればいいのですが。

ちなみにタブレット教材のコースでも長期休みのタイミングなどを目安に紙教材も届きますので、まったく紙教材に触れないということでもないです。

また、紙教材、タブレット教材共に添削指導がつくので、提出した課題に丁寧にコメントや解説がつくので、誰かに見たり励ましたりしてもらえる→モチベーションの維持にもなりますね。

なお、タブレットコースはAsteriaという英語専用コースを足すことも可能です。
(3520円/月)

Z会は「楽しんで学習する」というよりも「大学合格に向かってコツコツ学習する」という要素が強いと思うので、子どもの好みが結構分かれるかも。
余計な要素をそぎ落として、ただシンプルに学習したい!という子に向いていますね。


 

今なら特典冊子がもらえるようです♪
Z会の通信教育 高校生向けコース

スタディサプリ

TVCMなどでもおなじみの、スタディサプリ。
コロナ休校の時期に大変お世話になりました。

コスパのよさは先に料金のところで取り上げた通り、料金でかなう相手はもう無料で講義してくださっているYouTuber、「とある男が授業してみた」の葉一さんくらいじゃないでしょうか。
ちなみに葉一さんの講義はムスメは受験間際まで時々見ていましたが、わかりやすく覚えやすい講義で、そちらもまた大変お世話になりました。

葉一さんとは?と思った方はYouTubeで見るか、下記など見るとわかるかも

さて、スタディサプリ。
月額料金は記載した通りですが、受講生は別途テキストを購入することも可能です。
だいたい1冊千数百円くらい。
コロナ禍の時に何冊か購入しましたが、講義を受けながらそのテキストに書き込んだり問題を解いたりできるので、端から見ていても勉強がしやすそうでした。
ただ、テキスト購入は必須ではなく、なくても学習に支障はないです。

スタディサプリはスマホやPC、タブレットでのオンライン授業です。
授業と言っても双方向のものでなく、受講したいと思う映像授業を自分で選んで見ていくので、スマイルゼミや進研ゼミ、Z会と違って、その子の苦手とするものを見つけ出して強化するとか、受験にあわせて勉強することをプランニングしていくということができません。
だからこその、この料金です。

ベーシックコースでは、基本的に勉強計画も実際にどれをいつ受講するかも本人が考える自習形式です。

ひとりで何から何まではちょっと心許ないかなという方向けなのが、スタディサプリ合格特訓コース

このコースは一番最初の学習開始時に担当者がヒアリングをして学習計画などのアドバイスをしてくれるというものです。
また、学習していて何かわからないことがでてきた時にも、科目別の窓口に質問して教えてもらうことも可能です。

完全独学じゃ不安……という子にはうってつけですよね。
価格もスタサプ基本料金の2178円+合格特訓8602円=10780円/月なので、かなりリーズナブル。
テキストを全部買いそろえるとなるともう少し費用はかかりますが、それにしてもコスパ最高です✨

ちなみに映像授業は、科目、先生にもよりますが、かなりわかりやすかったです。
ついつい聞き入っちゃうものもありました。
歴史だったか地学だったか忘れちゃいましたが(3年前に子どもの隣でちょっと見ていただけなので)、マンモスの帽子だかかぶって講義していた先生もいて、予備校の名物講師の授業のような感覚でしたね。
この価格で、レベル感とか信頼性を担保された授業を自由に選べて学習できるのはすごいいいなって思います。

なお、スタサプはTOEICやビジネス英語のコースなど学生に限定しない講座もあるので、私もスタサプで学習するのもありかもしれないなんて思ってます。

安い!に目が行きがちですが、講義もわかりやすくてよかったです。
(コロナ休校でムスメが地理とか数学とか受講しているのを一緒に見てました👀
大人の学び直しに使うのもいいかも)

ただ、自分でどの科目をいつ受講するかの組み立ては必須ですね。
科目がたくさんあるので、欲張りすぎても大変だし、かといって必要なものは苦手を含めてしっかり受講しなくちゃですし。
合格特訓コースでスケジュール管理してもらったとしても他の教材と比べてもお手頃なので、それもアリかなって思います。

各教材のレベル感

対象学力レベル
スマイルゼミ基礎~中上級向
進研ゼミ基礎~上級向(選ぶコースによる)
Z会基礎はできているという中級~上級向
スタディサプリ基礎~上級向け

各教材のレベル感で比べるとこんな感じですね。
スマイルゼミの高校講座は過去の実績がないので、我が家がこれまで受講した経験とその時に同時受講したチャレンジタッチやZ会の教材レベルとの比較を加味しています。

Z会は、基本ができている子がその知識を組み合わせて考える良問揃いです。
ですから、基礎が出来ている子がきちんと取り組むとすごく伸びていくように考えられています。
逆に言うと、基礎が時々心許ないというレベルの子がやろうとすると、難しくてますます苦手意識が増えてしまったり、勉強そのものがイヤになってしまうというリスクもあります。
負けず嫌いで意地でも解く!と取り組める子ならグンと伸びる可能性はもちろんありますが。

スタディサプリは、映像授業は基礎から応用まで広く取りそろえられています。
ですから基礎~上級まで対応は可能ですが、どの講座を選んだらいいのか、合格特訓コースを選んでいないと相談ができないので、親や大学受験経験者のサポートが必要になる場面も考えられますね。

その点、進研ゼミは基礎をおさえつつ、中級まできっちりモノにしていくという安定感があるといえます。
東大を目指す!というような超難関大学を目標とせず、内申をきっちりとってAO入試もいいかな…という感じの子に向いています。

スマイルゼミの高校講座のレベル感は正直まだよくわかりません。
高校講座は一応開始しているのですが、ムスメの取り組みを見るにつけ、基礎~中級くらいをターゲットにしている印象がありますね。
過去の受講経験を踏まえて、恐らく難関大学を目指せる講義も今後取り込まれてくるのでしょうが、現時点での高校1年生コースはそんな感じです。

まとめ

まとめるとざっとこんな感じですね。

紙教材専用
タブレット
添削
指導
自分のスマホ
での学習
教科書
準拠
学習サポート
質問窓口
スマイルゼミ××××
進研ゼミ
Z会×
Z会
タブレット
×
スタディサプリ
ベーシック
別売××
スタディサプリ
合格特訓コース
別売×××

*進研ゼミ高校講座の添削課題:高1は8・12・2月、高2は8・12月、高3は4~1月号

*添削は英数国のみ

教科書に即した学習をして、教科書にあわせて定期テスト対策もその教材に求めるということなら、進研ゼミ一択ですね。
厳密に言えばスマイルゼミは『定期テストモードの英語「英語コミュニケーション」に関しては、教科書通りの英文で学べる講座も配信予定です(2023年度は高1のみ)。』と公式サイトに案内があるので、一部教科書準拠といえるのかな。

教科書準拠でなくても、自分で単元を選んで、その内容に即した学習をすることができるのなら、進研ゼミ以外でもOKだと思います。

スマイルゼミ、それからZ会は学校の予習復習は当たり前にできるものとして、学校の授業にあわせて教材を求めるというよりも、高1から大学進学を視野に入れた問題や、自分のペースで時には先取り学習をどんどんしていきたいという子に向いている教材という印象です。

スタディサプリは講義自体は基礎的なものからハイレベルのものまで用意されており、自分で計画的に学習できる子であれば相当コスパよく学習できる教材といえます。

以上、月会費を中心にあれこれ比較してみましたがいかがでしたでしょうか?
どの教材も無料お試しがあったり、入会特典キャンペーンがあったりさまざま。
1度資料を取り寄せて、見比べてみるのもいいかもしれないですね。
資料と一緒にお試し問題集などついてくることが多いので、それを見るとレベル感もわかるし、好みに合うかもある程度わかるかと思います。

まとめると。

教科書準拠の教材で学習したい!

進研ゼミ高校講座

大学受験に備えたい

どの教材でも大丈夫!
ただしスタディサプリは合格特訓コース以外だと、学習計画などすべて自分で組み立てて勉強していく必要がある

大学受験に備えて学年の枠を超えて先取り学習していきたい

スマイルゼミとスタディサプリは、学年関係なく全教科受講可能です。
スマイルゼミならAIが苦手単元克服もしながら学習を進められるようなコマ割で学習できるので、やる気とかけられる時間さえあればどんどん先取り学習できちゃいます。

進研ゼミとZ会のどちらにするか迷う

その子の学習レベルが学校の予習復習は当たり前にできて、基本はできている想定で最初から入試レベルの問題をどんどん解いていきたい!ならZ会を勧めますね。
そうでない、もしくは教科書準拠の教材で定期テスト対策も求めるなら進研ゼミがいいと思います。

スマイルゼミと進研ゼミで迷うなら

自分のスマホでも学習できるのがいい、教科書準拠で定期テスト対策もしたい!なら進研ゼミがいいですし、そこに拘らないならスマイルゼミ、進研ゼミどちらを選んでもいいと思います。

この記事が少しでもお役に立ったなら嬉しいです。
読んでくださってありがとうございました。

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