【これが結論!】タブレットか紙教材かで迷っている方に伝えたいこと Z会 vs まなびwith(現:コナンゼミ) vs チャレンジタッチ vs スマイルゼミで比較 3 

2023年現在、高校受験まで終えて、実際に受講した小学校時代の通信教材を改めて振り返り比較した記事もあります。
受講料等最新情報での比較を読みたい方は、よろしければそちらもご覧下さい。

本記事は2016年当時、実際に受講した直後に書いた記事になります。
現在でも紙教材とタブレット教材、結局どっちがいいのかで迷っている方には有用な記事となっております。


ムスメが受験すると言い出して、たいして予算のない我が家はてんやわんや。
……私が「今後の勉強どうしよう!?」ってちょっとテンパっただけですw
(注:これは過去のお話で、結局お友達と同じ中学行く!と公立に進みました)

先週、某塾で模試を受けてきたんですけどね。
結果はまだだけど、ムスメの出来なさっぷりがひどくて。

あれ? 小3で受けた時にはもっとこう、いろいろよかったよね?とちょっとびっくり。

そんなことも踏まえて、新年度の学習教材について引き続き書いていこうと思いマス。

目次

まずは過去を振り返ってみると

まず、改めて各社の教材などあれこれ調べて個別に書いていこうと思ったんですが、教材を見たり触れたりしても、うちの過去記事の状況と大差なかったです。

具体的にいうと……。

【2016年】Z会 vs チャレンジタッチ vs スマイルゼミで比較 1

スマイルゼミ VS チャレンジタッチ 2 ~進研ゼミにしかないもの~

などなど。
過去記事を参考にしても、情報が古いというほどの状況ではありませんでした。

ということで。
我が家があれこれやってきた通信教育の経験を踏まえながら、失敗談もまじえて引き続き書いていきます。

紙がいいのか? タブレットがいいのか?

新1年生なら特に悩ましいと思うんですけどね。
結局、紙とタブレットどっちがいいの!?っていう。

うちは保育園~小学生で、紙ベースの通信教材、タブレット教材両方試してきました。
どっちにもそれぞれいい点があって、悪いところもあります。

タブレット教材のいいところ悪いところ

タブレット教材といえば、進研ゼミ(チャレンジタッチ)、スマイルゼミ、Z会タブレット、RISU算数。
とはいえ、小学生の通信教育でタブレット教材を迷う場合、大抵がチャレンジタッチとスマイルゼミのどっちがいいのか、だと思います。
どちらがいいか、と考えた時、うちはスマイルゼミのほうに軍配をあげました。
理由は後述。

さて、タブレット教材のメリット。いいところ。

こどもが楽しんで取り組みやすい

ゲーム感覚で進められたり、学習することでご褒美の動画が見られたり、アバターの着せ替えグッズが貰えたり……etc

遊びみたいだな……💦と眉を顰める保護者様もいそうですが、遊びみたいに楽しみながら学習習慣が身につくっていうのはとてもいいことだと思います。

繰り返し学習できる

計算ドリルや漢字練習など、繰り返し取り組めます。
特に計算ドリルなどはタイムアタック方式になっていて、正答率や解けた問題数などがランキング形式で表示されたりして、子どもが夢中になりやすいです。
そのあたりはタブレット教材ならではの特性をうまくいかしているな、と感じました。

こうして楽しみながら学校の予習復習をして、学習習慣を身につけることができるというのがタブレット教材の一番のメリットな気がします。

ちなみに、RISU算数はそこにもうひとつ、先取り学習がしやすくて、過去の躓いたところまで戻って復習しやすいのがメリットですね。

では、タブレット教材のデメリット。

やった気、覚えた気になって、流れていく

これ! 今回発覚した問題点です。
実際、やった気でなく、本人は取り組んでるんですよ。ちゃんと学習しているし、その時は確かにその問題を解いて正解している。
学校のテストでも、その単元のテストではちゃんと高得点をとってくる。よって、通知表もとてもいい。

しかし。

理解に至ってない、ということに気付かず過ぎてしまっていました。これホント、子供は頑張って…いたと言っていいのかは置いておいてw 
それなりの時間数は取り組んでいました。

タブレット教材って、間違えてもその場でやりなおして選択肢を選びなおす、間違いって表示されるんだろうから間違っているんだろうなって考えて、解き直す、それで正解に繋げることができます。

これはムスメの問題なのでタブレット教材をやっている子はみんなそうってことではもちろんないんですが。
(実際スマイルゼミ一本で大学受験までやり抜いたお子様もいるので)

カケルとワルで、かけたら不正解だから、じゃあ割るんだろうなって思考で解くことがあるようなんですよ。

それでも問題のパターンが頭に入っていると、学校の確認テストや定期テスト程度ならちゃんと正解します。
でも、それだと、解き方のパターンを少しずらされたり、アイテムをいくつか組み合わせて取り組まなくちゃいけない論理的思考が求められる問題だとキビシイんですよね。

これが紙教材なら、答え合わせや間違い直しに多少は親が関わるでしょうから、あれ?この子の式のたてかたや間違えた直しがおかしくない?って気付くことが出来たかもしれないんですが、タブレットだとついついそちらに任せてしまって、最終的な正答率や取り組んだ時間にばかり目がいってしまい、私はそこを見落としてました。

このあたり、タブレットオンリーだとちょっと対処が難しい部分だと思います。
そういう意味では、小学生の通信講座にタブレット講座を選ぶなら、添削やテストがついてくるチャレンジタッチのほうがスマイルゼミよりいいかもしれない、とも言えます。

タブレットが認識さえしてくれれば雑に書いても問題ない

問題オオアリなんですけどねw
タブレット学習で、字を丁寧に書くという習慣が身につかないのは確かです。
もっともタブレットでも漢字書き取りなどの項目ではある程度綺麗に書くことを求められますが、それも紙ベースの教材と違って親が一緒に学習しているんでないと、どの程度ちゃんと書いているかは親の方で把握がしにくいです。

ただ、文科省の指導方針にこんなのがあります。

資料1 常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議(第1~4回)における主な意見

要は書けなくても読めるほうが重要じゃね? って方向性ですね。
これから学校教育の場においてもタブレット学習の占める比重が増していく可能性が高く、ある意味そりゃそうかもね、とも言えます。

それでもやはり、字が汚いと弊害があります。
例えば、算数のテストで文章題を解く時に、余白に書いて筆算などをしたとします。
で、その答えを転記する。
その際、自分の字が汚くて見間違え、誤った答えを書いてしまう!

冗談みたいですが、ムスメ、たまにこれをやらかしますw

先日、模試を受けて来た際に講師の方が言っていましたが、やはりそういう子って一定数いるようでして(笑)
勉強ができる子の多くは、字が綺麗だ、と。

まあ、そこはちょっと異論を唱えたい部分もありますが、実際問題転記ミスなんてものが発生するのも確かなので、字を綺麗に書く習慣はやっぱり必要ですよね。

まとめると、タブレット教材の大きなデメリットは下記二つだと思います。

タブレット教材のデメリットまとめ

・本当には理解しきらないまま解き方のパターンだけ覚えてしまうことがある
・丁寧に書く必要がない

結局、紙とタブレット、どっちがいいのか? タブレットならチャレンジタッチかスマイルゼミのどちらがいいのか?

まず新小1だったら、ブンブンどりむという国語(作文)のみの教材が一番の推し教材だなってのは私の中では変わりないです。
詳しくは過去記事をどうぞ。

小1の通信教育 振り返ってみると、1番よかった教材は

それを踏まえると、紙の教材>タブレット教材となります。

ただ、苦も無く家庭学習の習慣が身についたという点ではタブレット教材はすごくよく出来ていると思います。

特に紙ベースを一切排除して完全にタブレットのみで学習していくスマイルゼミは、子どもが飽きずに日々の学習を進めていくための工夫がかなり多く盛り込まれていて、いろいろと試した我が家が小学校生活後半はスマイルゼミメインに絞ったのはそこがよかったからです。

それにくわえて、スマイルゼミの英語講座はムスメが通っている英会話教室の先生も絶賛していたので、発音練習やヒアリング、スピーキングなどとてもバランスがとれていていいと思います。
英語についてはムスメは保育園時代から習っているのでスマイルゼミのみの効果という評価はできないんですが、先日の英検でムスメはヒアリング満点をとってきました。
そのムスメが通う英会話教室の先生が褒めるくらいの教材なんだから、本当によく出来てるんだと思います。
タブレットの特性をいかして繰り返し聞いたり発音したりを繰り返せるし、やっている様子を見てもとても楽しそうです。

また、親が学習の進捗を確認する画面も、スマイルゼミが一番見やすいと感じています。

チャンレジタッチに足りないモノがあるとしたら、飽きさせない工夫ですかねぇ。
一応ご褒美動画などあれこれあるんですが、それを励みに出来るほどの効果は薄いのかも。
でも、年に数回の紙でのテストやドリルなどがついてくることを考えると、タブレットだけでは不足してしまう部分をうまく補ってくれるという意味ではバランスのいい教材とも言えますね。
英語は課金して内容を増やしていないのでわかりませんが、基本セットに入っている英語教材では、子どもが楽しく取り組めるゲーム的な要素ではありましたが、ボリュームという点ではちょっと物足りなかったです。

もうひとつ、チャンレジタッチにスマイルゼミとは違うアドバンテージがあるとすれば、電子書籍ですね。
これは紙ベースの進研ゼミを受講することでもついてきますが、過去にも触れたので詳しくは下記をどうぞ。

スマイルゼミ VS チャレンジタッチ 2 ~進研ゼミにしかないもの~

端的にいうと、児童書や学習的な動画をチャレンジタッチ、または手持ちのPCやタブレットで閲覧できるというものです。
この書籍が結構充実していて、ムスメはシリーズものなど楽しく読んでいました。

タブレット教材については以上を踏まえて選ぶといいと思います。

結論! 小学生の通信教育はなにがおすすめなのか

これが結論!タブレットか紙教材かで迷っている方に伝えたいこと

さて2016年の比較、2019年の比較、それからブンブンどりむについて過去あれこれいっぱい書いてきたわけですが、ムスメが中学生になった今、小学校生活を総括して書いて行こうと思います。

まず、タブレット vs 紙教材。
これはどちらがいいかといえば、タブレットのデメリットは先ほど書いた通りです。
それでも、圧倒的にコスパがいいのと、親の負担が少ないのはタブレットのスマイルゼミとチャレンジタッチ。

スマイルゼミとチャレンジタッチを比べるなら、電子書籍がたくさん読めるのがいいならチャレンジタッチだし、子供のお楽しみ要素(マイキャラというアバターに好きなお洋服をGETしてあげるために勉強頑張る!とか、勉強をすると一定時間アプリゲームができるとか)子供の自学自習習慣をつけ、しかも楽しんで取り組めるという点で、スマイルゼミに軍配をあげます。

Z会のタブレットは悪くないですが、お楽しみ要素も薄いし、どうせZ会をやるなら紙がいいんじゃないかなと思うので除外しました。

ちなみに、算数に特化して先取り学習をぐんぐんやるならRISU算数も選択肢に入れてみてください。
過去記事で触れています→算数の苦手なムスメがRISU算数=算数専用タブレット教材を試してみるよ! その1

ということで、タブレットの1位はスマイルゼミ

では、紙教材。
進研ゼミはよくねられているんだけど、やっぱり付録がちょっと……;;;
面白い付録が多いものの、ろくに使わないで終わったもの多数でした。
それを除くと、学校の予習復習、基礎を押さえるという意味でとてもいい教材だと思います。

ついで、コナンゼミについて。
ムスメはドラゼミ世代で現在はコナンゼミとして再スタートをきってますが、あれもね、キャラものはちょっと……というなかれ、なかなか良問多かったです。
特に今回はコナンくんですからね。
謎解き要素満載!
思考力をつけていくという意味で結構推せる教材じゃないかと思っています。
特にコナンゼミは謎解き動画ワークブックのコース?があるようで。
たぶん低学年ほど夢中になれそうな予感。
……っていうか面白そうだから私もちょっとやってみたいw
と思ったら謎解き動画(大人向け(エキスパート、ストーリーマスター))があった(笑)
リンク先で体験版そのまま見られますので、気になる方はぜひw

Z会はやはり安定の教材。
なのですが。
ちょっと難しめの問題が時々出てくるのも確かです。
そういうものにじっくり取り組む練習をするという意味ではとてもいいと思いますが、小学校のお勉強というよりも、将来を見据えた思考力を培っていく!!!というものです。
これ、すごく大事!

算数とか国語の教材を両方やらせたいわ、紙がいいわ、ということならば1位はZ会かなぁ。
でもやはり子供が粘り強く問題に取り組むとか、経験学習を手伝うとか、親も参加が必要です。
面倒くさいなぁと思うんですが、低学年ってどの教材を選ぶにしても、親がみてあげたほうがいいなと思うんですよ。
親と一緒に取り組む、解けた、嬉しい、しかも親が褒めてくれた✨という経験が、後々すごく生きてくるぞって今子供が中学生になってひしひしと感じるので。
紙の教材で、小学校は学校の予習復習ができればいいのよ、ひとりでやってくれるといいわ、なら進研ゼミが次点かなぁ。

私の周りでドラゼミを当時選択肢からはずす人の多くは、中学生コースがないから、でした。
中学生まで続けさせたいから、Z会か進研ゼミがいいわ、と。
でもね、いろいろ試したからこそ言いますが、途中で他社の教材に変わること自体は全然無問題です。
しいて心配点をあげるなら、進研ゼミからZ会に乗り換えると、ちょっと難しく感じるかも。

さて、タブレットの1位はスマイルゼミ。
紙教材なら1位はZ会。

なのですが。

ブンブンどりむ。もう他の記事でも何度も推してるんですが、ムスメが小1に戻ったら、算数とかあれもこれもと言わずに、ブンブンどりむ一択で続けさせた!!!


記述力、読解力ってやっぱりすべての学習の基本なんですよ。
当時は、国語だけだとちょっと心配だし……かといって、他の教材と一緒に続けるのはちょっとねぇなんて思ってやめてしまいましたが、率直に言って後悔しています。
ブンブンどりむこそ、じっくりしっかり続ければよかった。
よかったら過去ブンブンどりむについてがっつり書いてるので、読んでみてください。

→ 小1の通信教育 振り返ってみると、1番よかった教材は

この記事を一番最初に書いたのが2016年でしたが、2021年の今、中学生になったムスメの学習状況を見ていて本当につくづく思います。
ブンブンどりむを続けるべきだった……。

なんでそこまで?って思うでしょう?

ムスメは、こう言ってはなんですが成績は悪くないです。
通知表も中学生の今、5段階評価で5が多め、あとは4です。

なのに、模試となると、はああ???という点数をとってくることがあります。特に国語。

で、そういう読み解き系となると他教科も時々躓いてたりするんですよ。

つくづく思います。

理数系の基本も、まずは読み取る力、読解力超大切!!!

どりむは本人も楽しんでやっていたので(そりゃあんなにじっくり添削されて、しかもたくさん褒めてくれるんだから当然だと思う。詳細はどりむの記事をご参照ください)、算数やらせとかないと心配……なんて思わず、国語一択をすればよかったです。

中学受験は視野に入れるんでも、小1、小2くらいまではブンブンどりむで国語に力を注ぐっていう学習はいいと思いますよ。

以上、やや失敗後悔まじえ、これから小学生の通信教材を選ぶ親御さんの参考になれたら幸いです。
読んでくださってありがとうございました。

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