前回は基本的な比較と、親への通信を比較しましたが。
スマイルゼミ発展コースとZ会タブレット講座の比較 前編 ~基本項目の比較おさらいと親への通信比較~
今回は国語の比較!
Z会タブレットとスマイルゼミ。
基本的な違いは2つ。
・漢字書き取り
・教科書準拠
ということで、順番に書いていきます。
国語と漢字書き取りを比べてみた
漢字書き取りがあるか、ないか
スマイルゼミの場合
スマイルゼミは、その月ごとに覚えなくてはいけない漢字がありまして、このような一覧になっています。
練習する漢字をポチっとすると。
お手本の書き順を見てから、なぞり書きをして。
その後、自分で書きます。
書き終えたら、今度は本番。
何も見ないで書いて採点を押すと、改めてお手本が表示。
点数もつきます。
この点数システム、小1の時にスマイルゼミをやっていた頃はなかったんだけど、いつから導入されたんだろ。
いいシステムですね♪
もちろん、ダメなら書き直し指示も出ますw
こうして、幾つかの漢字を練習した後、ミニテスト。
合格すると、漢字メダルの縁取りがシルバーに!
何度かミニテストや書き取りを繰り返して、ゴールドメダルを目指す。
こういう書き取り学習が、日々の基本学習の中に組み込まれています。
Z会タブレットの場合
Z会タブレットは、小3の4月の学習を見る限り、普通に、漢字の読みや書きをチェックする問題は出てきますが、いわゆる漢字書き取りというのはありません。
一応、タブレットコースの副教材として。
このような漢字トレーニングブックというのが貰えるのですが、これも書き取りというよりは。
書き順や読みのチェック、それからドリルといった感じなので、覚えられない子はノートにでも練習しましょうね、という構成。
漢字に弱い子は、親がきちんと書き取りさせないとダメ。
でも、裏を返せば、漢字書き取り以外の国語学習だけで1ヶ月分きちんとしたカリキュラムが組まれているともとれるので、書き取りはタブレットに期待しない!読解が大事!ならZ会の方がいいかも。
予習復習なら教科書準拠がいいけれど
次に、教科書に準拠しているかどうか、という違いがあります。
スマイルゼミは教科書準拠。
光村図書、東京書籍、教育出版の教科書を採用している学校ならば、授業の予習復習にそのまま使えます。
(これ以外の出版社の場合は、スマイルゼミ標準コースというものになるとか)
対して、Z会はオリジナル教材。
教科書には出てこないような文章を読み、そこから出題されます。
どっちがいい! というものでもなく、学校の授業ベースで予習復習をするならスマイルゼミ、いろんな文章に触れて国語の問題の解き方に慣れていくのを目指すならZ会かな、と。
後者の方が、国語力はアップしそうな気はするけど、学校の成績アップを目指すならスマイルゼミでも十分勉強になるはず。
ただし、Z会は学校で習う順に漢字が出てくるわけではないので、子どもが「これ読めな~い」「まだ習ってないもん!」って問題も出てきます。
決め手は自己採点方式をヨシとするか
以前も書きましたが、Z会は記述式の解答が多いです。
子ども自身が正解の条件を読み、自分の解答と照らし合わせて、その答えがあっていたかどうかを判断しなくてはいけないんですよ。
そして、間違っていても、子どもが「あっている!」と思えば正解の○がついちゃいます。
対して、スマイルゼミは。
記述で答えさせる問題は、答えの言い回しに振れ幅のない、解答が1つしかないものの時のみ。
それ以外の時は選択式の回答形式です。
これはねぇ。
Z会は記述式にこだわったんでしょうが、日々の学習は選択式とスマイルゼミのような答えが1つのものの時のみ記述って方式でよかったんじゃないの?って思います。
だいたい、タブレットは親が○付けをしてあげなくても、タブレットが正誤を判断して、子どもひとりで学習を進めていけるってイメージありませんか?
Z会タブレットは、スマイルゼミと違って月1回担任による添削問題があるんだから、そこでしっかり記述に取り組ませればいいのに。
で、前回書いた通りZ会タブレットの親への通信内容だと、本当にちゃんとわかっていての全問正解なのか、何度もやり直して、どうにか全問正解に至ったのかも判断不明。
結局、今、我が家ではZ会のタブレット学習は、ムスメがやる時に私もついていて答えを見守る方式です。
これなら紙ベースのモノをやっておいてもらって、後から○付けをしてあげて理解していない部分をチェックしてあげられる方が断然いい!!
もっとも、この自己採点方式はZ会の基本スタンスのようなので、よほどのことがなければ変わらなそうです。
結論
学校の予習復習メインで考えるならスマイルゼミ。
国語力の底上げを目指すならZ会。でも親のフォロー必須!
といったところでしょうか。
次は算数の比較をしようかな……。